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学校長挨拶

　平成２５年度のスタートを皆様とともに喜びたいと思います。
　本校は、一昨年管理棟の全面改築が無事終了し、創立以来１００年に及ばんとする歴史に、新たなページを刻むことができました。本年度の１年生からは、制服を一新し、教育内容もさらに充実させ、三井高等学校の新しい時代を創出しつつあります。
　昨年１２月の「三井高発表会」では、「Let's find our dreams ～未来への一歩～」をスローガンに掲げました。これは、来年度「創立１００周年」を迎えるに当たって、これまでの歴史と伝統を踏まえつつ、三井高校の未来を創造するために新たな一歩を踏み出そうという決意のあらわれです。今年は、その思いを胸に、輝かしい未来に向かってさらなる飛躍を目指したいと思います。

　さて、本校には２つの特色あるコースがあります。
「スポーツ健康コース」では、現在６つある強化種目（レスリング、柔道、剣道、バスケットボール、野球、陸上競技）を中心にトップアスリートやスポーツ指導者の育成を目指しています。ソフトバンクホークスで活躍中の帆足和幸投手、レスリングで２度のオリンピック出場を果した池松和彦選手など有為な人材を送り出してきました。
「福祉教養コース」では、今後も進展する高齢化社会を見据え、「福祉の心」と福祉系の資格を持った人材を様々な分野に送り出し、社会貢献を果たしてきました。

　また、文化的活動では、来年度全国大会出場を決めた書道部や地域行事や福祉施設でのボランティア活動などを通して、地元ではなくてはならない存在となっているボランティア部など、様々な文化部活動が地道に活動し、充実した学校生活となっています。
　さらに、学習活動では、スポーツ健康コースのマリンスポーツ実習、福祉教養コースのボランティア実習や福祉施設実習、普通科全体としては、１年生の朝課外、キャリアワークショップ、インターンシップなど、多くの体験的学習やキャリア教育等を保護者や地域のご支援を頂きながら充実・発展させ、生徒の進路実現等にも大いに寄与しております。

　最後に、「地域を愛し、地域に愛される学校」を目指して、「一人一人を大切にする」、「きめ細かな」教育活動に日々専心している本校ですが、三井高校の生徒達が、自分たちの国や故郷にとって有為な人材となるよう、明日を担う自立した社会人となるよう、公立高校としての責務を果たすべく今後とも努力して参りたいと考えております。皆様のご支援・ご協力をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

平成２５年４月吉日　 校長 鎌 田　哲 郎